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2007年1月24日 (水)

映画「満城尽帯黄金甲」

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年末から公開の映画で観たい映画があったのだが、咳が出るので、
しばらく映画館に行くのは我慢していた。
咳が治まってきたので、やっと先週末、映画館へ。

天津の映画館で映画を観るのは3回目。
一昨年末に初めて行った時は、中国語が不安でドキドキだったが、
今では中国語が分からなくても(^^;)、一人で平気で行けるように
なった。

私がいつも行く映画館は、和平路にある天津万達電影城
ここは大連の万達グループがワーナー・ブラザーズ社と協力して、
中国初のシネコンとして、2004年3月にオープンしたところである。
最初は、華納(ワーナー)万達電影城という名前であったが、2005年
末辺りから、“華納”の文字が無くなった。(ワーナーが撤退?)
万達グループのシネコンは、天津を皮切りに、中国各地の地方都市
に広まり、昨年末、やっと大都市の北京や上海でも開業された。

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[万達電影城]

まず観たのは「満城尽帯黄金甲」。
日本でも年末はお正月映画として大作が公開されるが、中国でも
年末公開の映画は、大作が目白押し。
その中で一番注目されていたのが、この映画である。

監督は張芸謀(チャン・イーモウ)、出演は周潤発(チョウ・ユンファ)、
鞏俐(コン・リー)、劉燁(リウ・イエ)、周傑倫(ジェイ・チョウ)など。
12月14日から公開中。

内容。
五代十国の時代の宮廷内における皇位をめぐる愛憎劇。

感想。
何もかも金色で、とにかく豪華!
皇帝の絶対的な権力を示すかのように、宮廷内や衣装はもちろん、
小さな小道具に至るまで、とことん“金色”にこだわっている。
さすが色にこだわる張芸謀(チャン・イーモウ)監督ならでは!
それと、とにかく大人数のエキストラには圧倒させられる。
ストーリーは宮廷愛憎劇というよくあるパターンだが、張芸謀(チャン・
イーモウ)監督は見せ方が違う!
中国の伝統的な節句“重陽節”(旧暦9月9日、中国では9がおめで
たい数字。家族が集まり高い所に登って菊花酒を飲む)のために
飾られた故宮は必見!
とても美しくて、思わず溜息が出てしまうほど…。

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[映画のシーン]

キャストも良かった。
皆、演技が上手く、宮廷内の難しい人間関係を演じきっている。
周潤発(チョウ・ユンファ)、鞏俐(コン・リー)は、ハリウッドでも活躍
するアジアの大スターなので、ある意味、演技が上手くて当たり
前で、画面に重厚感を与えていた。
鞏俐(コン・リー)は存在するだけで、満開の大輪の花のような
魅力が溢れていた。
重々しい宮廷内の中で一人オドオドしている皇太子を演じている
のが、劉燁(リウ・イエ)。
劉燁(リウ・イエ)のシーンでは少し笑いもあり、ホッとさせられた。

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[周潤発(チョウ・ユンファ)、鞏俐(コン・リー)、劉燁(リウ・イエ)]

しかし、今回の映画で私が特に興味を持ったのは周傑倫(ジェイ・
チョウ)。
台湾を中心にアジア圏では歌手として人気No.1の彼はファンも
多く、映画館では彼が初めて登場するシーンで客が「オォッ!」と、
どよめいた。
(映画館では、こういう客の反応を感じられるので楽しい(^^))
歌手としては一流のジェイだが、映画出演は2作目。
1作目の「頭文字D」では、イマイチ彼の俳優としての魅力が感じ
られなかったが、今回の映画を観て、彼の俳優としての成長ぶり
には驚かされた!

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[周傑倫(ジェイ・チョウ)]

この映画のエンディング・テーマ“菊花台”は、ジェイの曲。
張芸謀(チャン・イーモウ)監督直々に作曲をお願いされた曲である。
ジェイは今まで、曲調を大切にし、歌詞をはっきり歌わないという
彼独特のスタイルで歌を歌ってきた。
しかし、今回、監督から「歌詞をはっきり歌って欲しい」という要求が
あったそうである。
歌詞をはっきり歌っても、彼の歌の魅力は変わらなかった。
この映画のエンディングにふさわしい、とても素敵なバラードである。

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[“菊花台”を歌う周傑倫(ジェイ・チョウ)]
北京での「黄金甲」公開初日のオープニング式典にて。

この映画、私的には最近の中国画の中では一番の映画である。
日本での公開はまだ未定らしい。
ちなみに、昨年末に行ったタイのバンコクでBTS(高架式電車)に
乗った時、BTSの駅から、この映画の大きな看板が見えたのだが、
“2月公開”となっていた。
同じく張芸謀(チャン・イーモウ)監督の「英雄(HERO)」や「十面埋伏
(LOVERS)」を超える作品だと思うので、是非とも日本でも早めに
公開して、映画館の大画面で観て欲しい。

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コメント

はじめまして。
そして、こんなに遅れてこのネタに書き込んじゃいました。
じつは、去年の12月の出張時にこの映画を見に行ったんですが、日本に帰ってから題名を忘れて検索しているうちにココにたどり着きました。
あとで、トラバさせてもらってもよろしいでしょうか?

投稿: wohenhao | 2007年3月12日 (月) 20時19分

>wohenhaoさん

コメント、ありがとうございました。
トラバ、どうぞ!
私、実はwohenhaoさんのブログを拝見させて頂いております…。
今後とも、何卒、宜しくお願い申し上げます。

投稿: yuzi | 2007年3月13日 (火) 08時12分

>yuziさん
ありがとうございます。
常に妙なネタを思いついた時だけ更新しています。(汗)
今後ともよろしくお願いします。

投稿: wohenhao | 2007年3月14日 (水) 22時34分

yuziさん、申し訳ありません。
ミスって2回トラバしてしまいました。
むさくるしいと思うので、お手間かけますが、削除してください。
すみませんでした。<(_ _)>

投稿: wohenhao | 2007年3月15日 (木) 00時10分

>wohenhaoさん

トラバの件、分かりました。
ひとつは消しておきますね!

投稿: yuzi | 2007年3月15日 (木) 08時04分

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受信: 2007年1月24日 (水) 17時42分

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12月のある日、封切り直後の満城尽帯黄金甲を観るために、会社の中国人社員と 開発区から、一般バスに乗って天津市内までいそいそと出かけました。 って言うか、だいたい中国映画って言ったって、言葉が?? 字幕は、トウゼン中国語でしょ・・・・・・ ナニをどうすれって言うんだよぉ~ まぁいいや、どうせヒマだし日本でも映画の後半は、よだれ流してぐっすりおネンネだから、 わざわざ、市内まで昼寝をしに行くぞ~ で、片道5元(80円くらい)で超混みで臭いバスに1時間以上も揺られながら行きまし... [続きを読む]

受信: 2007年3月14日 (水) 23時48分

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